コーヒー豆の販売を副業にするには友人や知人に買ってもらうだけでは足りません。
ネット販売だけで数万円の収入を得るには不特定多数のお客様にコーヒー豆を買ってもらわなくては達成不可能。
しかし、ただネットショップを作ってコーヒー豆を並べているだけでは絶対に売れることはありません。
なので今回はコーヒー豆をネットショップで売るためには避けられないSNSを運用する理由と、どう運用すればいいのか解説します。
まっすんです。YouTubeもやってます。

SNSで関係を深め商品の存在を知ってもらう

事業をしていてSNSで発信していない人は少ないと思います。
しかし、なんのためにSNSを運用しているか考えずに、なんとなく発信しているだけの人も多いでしょう。
SNSだけに限りませんが何か行動を起こす時は目的を持って動かないといけません。
SNSを事業に使う理由は下記。
- 低コストかつ効率よく宣伝するため
- ユーザーからプラスの口コミをもらうため
- フォロワーと交流してファンになってもらうため
- マーケティング知識をつけるため
宣伝するためにSNSを使う
一番分かりやすい使い方が宣伝に使うことでフォロワーが多ければ多いほど有効です。
こちらの発信内容を確認したうえでフォロワーになったので、幅広い層にばらまくテレビCMに比べて発信した時の反応が強くなります。
低コストで効率よく拡散できる
メディアに依頼する場合と違い、SNSは低コストで運用できるうえに上手に運用すればSNS側が勝手に多くの見込み客に拡散してくれます。
さらにSNSに慣れてくれば自分が集めたい客層を狙って発信できるようになります。
ユーザーの口コミによる信頼
昔はGoogle先生とも呼ばれていた検索ですが、最近は企業による営利目的の誘導により信頼感が薄れています。
なのでSNSのユーザー同士による営利目的のない口コミが相対的に信頼度を増しているのでSNSで話題になると良くも悪くも影響が強く出てくるでしょう。
フォロワーと交流して関係を深める
現代の事業は信用がないと成り立ちません。
例えば僕はボッタクられないかとネット検索で家の修理業者を探すことさえ抵抗を感じます。
そこに知人や友人が修理業者をしていたら特別安くなくてもいいから頼みます。
ハズレを引かないということが確定するだけで充分なのです。
コーヒー豆も同じで誰かも分からない人から飲食物を買うのは抵抗を感じます。
そこでSNSを通じてフォロワーと交流し関係を深めて、この人の商品は買っても大丈夫と思ってもらう。
これがSNSで大切なことなのです。
自分にブランドを付けるために使う
プランドとはよく聞く言葉ですが、具体的に説明できる人は少ないでしょう。
本来の意味は同じジャンルの中で区別するために付けられている概念ですが、商品自体の価値より名前に価値がある状態のことを指す意味で使われることが多いです。
さらにこれをコーヒー豆の販売でわかりやすくすると、
粕谷哲さんと僕がコーヒー豆販売の売り上げ額で勝負したらどちらが勝つのか?
結果は明白で僕が勝てる訳がありません。
勝てない理由は下記。
- 知名度は圧倒的に粕谷さん
- コーヒー全般の知識と技術も粕谷さんが圧倒的に上
- 企業理念もしっかりしている
コーヒー界の完璧超人。
コーヒー豆の販売の副業にブランディングは必要ない
自分にブランドを付けると書きましたが、コーヒー豆のネット販売程度ならそこまでしなくても問題ありません。
ブランド価値が付けることは簡単ではありません。
- 知名度があり
- 高品質の商品やサービスを
- 継続して販売していく
最低限上記の条件が必要です。
コーヒー豆を売るならまずはSNSで発信して認知してもらうだけでいいでしょう。
SNSを運用するとマーケティングが身につく

マーケティングとは自分の商品やサービスをお客様に選んでもらうにはどうすればいいか?を一括まるごと表す言葉です。
商品計画から宣伝、集客、販売方法まですべてマーケティングに含まれています。
マーケティングを勉強しないと売れない
コーヒー豆をただ出品しているだけでは売れることはありません。
- 誰に
- どんな商品を
- どうやって知ってもらって
- どうやって買ってもらうのか?
これだけでもマーケティングのほんの入口です。
マーケティングを仕事にしている人たちはさらに複雑な考えかたをしています。

コーヒー豆のネット販売をするためのSNS運用方法

ここからは実際にSNSを運用する場合はどうすればいいのか具体的に解説していきます。
使うSNSは画像と動画を扱えるInstagramです。
Instagramを使う理由
画像と動画ならYouTubeでもいいのですが、投稿までのハードルが高いのでコーヒー豆が売れる前に心が折れてしまうかもしれません。
コーヒー豆を主に買う客層はInstagramを使っている層ではなくFacebookを使っている層ですが、Instagramの内容はFacebookにも共有できます。
両方に発信してもデメリットはないのでInstagramを使いましょう。
Facebookの設定も済ませておく
FacebookにもInstagramの内容を共有できるようにFacebookの設定は済ませておきましょう。
投稿はリールを使う
Instagramの投稿にはフィード投稿とリール投稿があります。
- フィードは画像投稿
- リールは動画投稿
投稿はリールでしましょう。
リールを使う理由
画像と動画では受け取れる情報の量が違います。
情報と言っても豆の説明などではなく、焙煎機が回っていたり豆から出ている煙などです。
コーヒー豆を売る難しさは競合のコーヒー豆と見た目が同じなので何が違うか説明できず、あなたのコーヒー豆を買う理由がないという結論になってしまうところ。
そこで動画を使って少しでも競合と差別化しようという作戦です。
お客様に関係があることを投稿する
焙煎途中や焙煎が終わって冷却する部分やパッケージにコーヒー豆を詰めているところを投稿しましょう。
他にも焙煎した豆を挽いてコーヒーを淹れているところでもいいですね。
あくまであなたのコーヒー豆を買うことによって美味しいコーヒーが飲めるという繋がりを作ることを意識しましょう。
もちろん文章も入れる
投稿する動画には文章も入れましょう。
入れる文章は
- あなたのコーヒーに対する思い
- あなたのコーヒー豆を買うことによってお客様の生活がどう変わるのか?
- コーヒーの知識
など、お客様の感情を動かしたり、プラスになる文章を動画にいれます。
SNSで発信するだけで大半の競合よりリードできる
コーヒー豆をネットで販売している人の全員がSNSで発信している訳ではありません。
SNSで発信するだけで競合より目立つのになぜしないのか?
めんどくさいからです。
SNSはよく分からないからしないと言う人もいるでしょうが違います。
分からないなら調べればいいのに、調べることがめんどくさいのです。
視聴者に人気の投稿を真似する
SNSに慣れていない人は何を投稿していいか分からないと思います。
その場合は自分のInstagramを見てどのような投稿が流れてくるのか確認するところから始めてみましょう。
あなたが気になった投稿はあなた以外にも気になった人がいます。
まずはあなたが気になった投稿を真似して発信してみてください。
でも完全に同じような発信をしてはいけませんよ。
あくまで真似をしましょう。
競合と似ている内容を投稿しても問題ない
上記で説明してきたことは、すでに多くの競合がInstagramで投稿しています。
しかしSNSの投稿はすぐに流れてしまうので以前に自分が投稿した内容や競合が投稿していた内容に似ている投稿をしても問題ありません。
SNSフォロワーの増やしかた
SNSで集客するにはフォロワーを増やすことが重要ですが、友人でもない人からフォローしてもらうにはコツがあります。
ターゲットにとって役に立つ情報を発信する
ネットでコーヒー豆を売りたいなら下記のような発信をしなければいけません。
- コーヒーの美味しい飲みかた
- コーヒーの道具の使いかた
- 自分がなぜコーヒー豆を焙煎したり売っているのか
あなたをフォローしておけば得な情報を教えてくれるというメリットがなければいけません。
間違っても今日のご飯は何を食べたのかなど誰にも興味を持たれないことを発信しないことです。
一日に何度も発信するのが理想
SNSで集客する場合は利用者の多いSNSで発信するのが定石です。
しかし利用者が多いのであなたが発信してもすぐに他の投稿者の発信に埋もれてしまいます。
できるなら一日に何度も発信しましょう。
そうすることで利用者にあなたの発信が届きやすくなります。
仕事や家庭の都合があると思いますが、少なくとも一日に一度は発信しましょう。
発信するテーマは統一する
趣味のSNSなら何を投稿してもいいのですが、事業のSNSとして発信するならテーマは統一しましょう。
例えば下記のテーマ
- 美味しいコーヒーの飲み方
- コーヒー道具の詳しい使い方
- 焙煎士の日常
逆に上記のテーマを混ぜて投稿したり、あなたの今日食べたものや行った場所などの誰も興味が無いことは投稿しないようにしましょう。
誰かが求めていそうなこと予想してを発信する
最初はできなくても大丈夫ですが、慣れてきたらなんとなく発信するのではなく、この発信内容は誰にとって役に立つのか予想して発信しましょう。
予想することでマーケティングの練習になります。
発信を継続する
コーヒー豆は売れないし、SNSで発信しても反応が無く効果がでているのかも分からない。
こういったことを続けるのは正直苦痛です。
しかし、何かを始めていきなり上手くいく人は非常に少なく、ほとんどの人は耐えられなくなり発信をやめていきます。
つまり継続するだけで競争相手が勝手に減っていくのでフォロワーが増えていきます。
【まとめ】個人がコーヒー豆を売るにはSNSが絶対に必要
個人が自分の商品を売るためにSNSをしなければならない理由は下記。
- 自分と商品を認知してもらうため
- フォロワーと関係を深めることによってファンになってもらうため
- マーケティングの練習
企業はSNSだけではなく宣伝にお金をかけますが、副業規模の個人にそれは難しいです。
SNSが苦手な人もいると思いますが、自分のコーヒー豆をたくさん売りたいと思うなら苦手でもしっかり運用しましょう。