僕がコーヒーの副業を始めてから2年が経ちました。
この記事を書いている時点で気づきましたが、3年目に突入しています。
2年目の途中から売り上げが10万円前後になってきました。
しかしコーヒーを副業としている間はこれ以上売り上げを伸ばすつもりはありません。
本業の拘束時間が長く、休日も少ないのでこれ以上売り上げを伸ばそうとすると今以上に時間が必要となるので日常生活に支障が出るからです。
副業に人生をささげるつもりはありません。
なのでこれからは2026年の上半期に脱サラしてコーヒー屋を開業することを目標にしてコーヒーを本業にしていくつもりです。
とはいえコーヒー屋も手段の1つで収入源はいくつか作るつもりです。
ということで僕のコーヒー副業の伸びしろはここまでで、これ以上秘密にすることもないので、いかにして売り上げ10万円まで伸ばしたのか解説していきます。
いろいろ試して上手くいったらそこに注力する

10万円稼いでみて言えることはこれです。
なんか上手くいった。
「コレ」をしたから10万円稼げたと言えることはありません。
少しでも多く稼ぐためにいろいろ考えて試して手ごたえを感じたらしばらくそれに注力しました。
注力して思いつくことをやり切ったら、またいろいろ考えて試してを繰り返します。
そうしているとメインの収益源とサブの収益源がいくつか作れるので安定して稼げるようになりました。
僕が動いた順番は下記。
- 趣味としてコーヒー豆の焙煎を始める
- 焙煎したコーヒー豆を売れるんじゃないかと考える
- ネットショップ集客のためにYouTubeを始める
- コーヒー豆を売るためにネットショップを作る
- 友人にコーヒー豆を買ってもらう
- 本業の休日に間借りカフェを始める
- 業務卸を始める

気づいたら上記の記事の方法をすべて実行していました。
順番に解説していきますが、1番と2番は稼ぐことに関係ないので省略します。
YouTubeで集客するためコーヒー焙煎チャンネルを始める

コーヒー豆を売ろうと思いつきましたが簡単に売れないことは知っていました。
昔から自分の商品やサービスで稼ぎたかった僕はクラウドソーシングで受注側に回ったり、SNSで発信していたからです。
しかし何者でもない人間が発信しても誰にも反応してもらえないんです。
誰だか分からない人から商品やサービスを買うのは怖いですから。
しかしインフルエンサー達は簡単に自分の商品を売って稼いでいます。
どんな人か分かっているから信用があるからですね。
有名だから信用があるのか、信用があるから有名なのか分かりませんが知名度が無いと売れないことは分かりました。
なので知名度をつけて信用してもらうためにYouTubeを始めて、知名度がついてからネットショップを作りました。
半分失敗で半分成功
作ったチャンネルは上位15%である登録者1000人を突破することができました。
しかし、コーヒー豆をたくさん売ることはできませんでした。
コーヒー豆の焙煎チャンネルだから。
自分でコーヒー豆を焙煎したい人が集まってくるのでわざわざコーヒー豆を買わないんですよね。
僕も豆は勉強のために買う程度なので頻繁には買いません・・・
コーヒー豆を売りたいなら焙煎が好きな人ではなく、コーヒーが好きだけどそこまで詳しくない人が集まるチャンネルにするべきでした。
なので皆さんは自分の商品を売る時はどんな人を集めれば売れるのかよく考えましょう。
発信力はついた
登録者1000人は動画を投稿すれば悪くても300回ほどは再生されます。
つまり300人に見てもらえるんです。
しかも興味を持った視聴者が300人。
XやInstagramのように流し見されるコンテンツではないので発信力は非常に強力です。
コーヒー豆を売るためにBASEでネットショップを作る

話は戻りまして、YouTubeのチャンネル登録者が100人を超えたのでBASEでネットショップを作りました。
ネットショップはBASE、ストアーズ、Shopifyが日本でメジャーですが、BASEを選んだ理由があります。
BASEを選んだ理由
Shopifyが出来ることが多すぎて副業規模で使うネットショップでは無いというのが使った感想。
残るBASEとストアーズで比べるとBASEの方がテレビCMで知名度があるはずなのでBASEにしました。
ストアーズの方が手数料は安いのですが、売れなければ意味が無いので少しでも有名な方を選択。
メルカリ出品は即撤退
メルカリにも試しで出品していましたが、価格競争が激しいので撤退。
BASEで一度に2000円から3000円購入してくれるお客様がいるのに、500円、600円で売るのもなんだかなと思い1ヶ月ほどで出品停止しました。
友人にコーヒー豆を買ってもらう
現在の売り上げの大半はリアルの人間関係から。
正直、コーヒーの副業を頑張れたのは友人たちが豆を買ってくれたことが大きいです。
YouTubeとネットショップだけだったらここまで伸ばさずに小遣い程度稼げればいいやで終わっていたと思います。
間借りカフェを始める

友人がバーを経営しているので、昼の時間帯を間借りさせてもらうことができました。
しかしカフェといいながら提供できるものはコーヒーのみ。
売れる要因が無い
本業がサービス業かつ管理業務者なので休日が安定せず、平日の不定期で週1日のみの営業。
さすがに単発の来客がほとんどで、途中からノーゲストでも何も思わなくなりました。
間借りカフェでコーヒーの方向性を決めた
来店してくれたお客様にどんなコーヒーが好きですか?と聞くとかなりの確率で酸っぱいコーヒーは苦手という答えが返ってきます。
思った以上に多く驚きました。
コーヒー好きはフルーティな酸味なんて表現をしますが、コーヒーに詳しくないお客様からすると酸っぱいだけのよう。
酸味は強くてもキリマンジャロぐらいにしておきます。
この経験のおかげでどんなコーヒーを焙煎すればいいのか方向性が決まったので、売り上げは少ないですが、やって良かったです。
売り上げの半分は業務用卸

売り上げ10万円の約半分は業務用に卸しているコーヒー豆です。
卸は一度の売り上げが大きく、取引が始まると何か起こらない限り契約が続くので経営が安定します。
なので焙煎でそれなりの収入を得たい人や脱サラしたい人は営業して卸をできるようにしましょう。
ここでは僕の卸先2ついて書いていきます。
1件目の卸先
日本の個人ロースターに声をかけて1種類ずつコーヒー豆を買い取って応援している新進気鋭のカフェ。
友人から話を聞き、実際に話を聞きにいって3ヶ月後から僕のコーヒー豆を取り扱ってくれることになりました。
2件目の卸先
僕が働いている会社です。
僕の所属している会社は飲食業がメインの会社で、主にスーパーのテナントに出店しています。
フランチャイズとしての出店もありますが、僕は自社ブランドの店を任されていてサイフォンコーヒーを扱っていたのでコーヒー豆も仕入れていました。
- 仕入れ先は誰でも知っている大手コーヒー企業
- 仕入れる豆はなんでもいいわけではない
- 仕入れ比率も安く抑える
しかしアラビカ種の豆を仕入れるとビックリする価格で、安いコーヒー豆はロブスタ種100%深煎りのコーヒー豆しかありませんでした。
こんな苦いコーヒーを出していたらお客様が離れてしまう。
そう思った僕は上司にコーヒー豆を焙煎して副業していることを含め、僕が焙煎している、豆を買い取ってくれないかと相談しました。
- 価格は大手より安くなり
- 美味しくなるし
- 在庫も最低限で済む
僕と会社、お互いにデメリットがまったくないので提案は採用され、売り上げの底上げに貢献してくれています。
カルデイフォーティス600を導入
業務卸を始めると一気に焙煎量が増えます。
手鍋や手回し焙煎機では一度の焙煎量が少なすぎたのでカルデイフォーティス600を購入しました。
非常に満足度の高い小型焙煎機。
詳しくは下記。

収入源を複数持つ
僕が稼げるようになったのは一本の道を極めたからではありません。
- 個人向けコーヒー豆販売
- 間借りカフェ
- 業者卸売り
- YouTube収益
商材はすべてコーヒーですが現在この4種類で収入を得ています。
それぞれ収入の大きさはバラバラですが、どれか1つ欠けても10万円には届きませんでした。
収入源が多いとリスクが分散される
副業規模ならそこまで考えなくてもいいですが、のちに独立するつもりなら収入源は多い方がいいです。
収入源が1つだけだとなにかトラブルがあった時に収入が途絶えてしまいます。
近年だとコロナで営業できなくて多くの飲食店が廃業や借金を抱えてしまうことになりました。
自分が働かなくても稼げる仕組みも作っていく
自分の労働時間でしか稼ぐことができないと、事業にあてられる時間があるか無いかで収入が決まってしまします。
例えば店舗営業をする場合、営業時間のあいだしか収入を得るチャンスがありません。
しかしYouTubeやブログなどは収益化しておけば自分がいなくても勝手にコンテンツから収入があります。
個人経営者はお金を稼ぐ仕事
自分の労働時間でしか稼ぐことができなければ極端な表現ですがサラリーマンと変わりません。
むしろサラリーマンの方が安定しているので精神的に優れています。
カフェを経営したいなど夢があると思いますが、それはあくまでお金を稼ぐための手段でしかないのです。
個人経営者の特権は自由。
なら自由を使ってなりふり構わずお金を稼いだ方がいいでしょう。
そしてお金を稼いでから自分のしたいことをすればいいのです。
【まとめ】コーヒー副業で月商10万円を達成するためにしたこと
- ネット販売集客のためにYouTubeを始める。
- コーヒー豆を売るためにネットショップをBASEで作る。
- 友人に豆を買ってもらう。
- 間借りカフェを始める
- 業務卸を始める
業務卸で5万円、残りで5万円
無くても月商10万円は達成できるでしょうが、業務卸をした方が安定します。
営業が必要になりますが、上手くいけばもうけものなので是非やってみましょう。
そして残りで売り上げを上積みしていきます。
今回書いたどれかが上手くいけばコーヒーで月商10万円は可能なですが、すぐに達成できるものではありません。
長い目でやっていきましょう。