2026年の春頃に自家焙煎喫茶を開業する予定ですが、その時に絶対に必要となるのがお金です。
しかも数十万円ではとても足りず、数百万円から規模やこだわりによっては一千万円を超える場合もあります。
貯金の習慣があればなんの問題もありませんが、浪費癖がある人が貯金を始めるのは非常に大変です。
なので今回は僕が開業資金を貯めた方法と貯金ができない人が貯金できるようになるにはどうしたらいいのかを解説していきます。
コーヒー副業と清掃アルバイトで貯金した

コーヒー副業を始めたのは2022年の11月で、独立を目標にしたのが2023年の夏あたり。
コーヒー副業と家計の節約で貯金しようとしましたが、毎月残るのは微々たる金額でした。
なんとか貯金額を増やせないかと半年ほどいろいろ考えては実行しましたが、状況は変わらず。
2024年の年明けに会社の上司に独立するため退職の意思を伝えて2026年2月に退職することが決まりましたが、当時のペースでは開業資金がまったく貯められないと思い、4月から本業のあとに1回1時間半のパチンコ屋の清掃アルバイトを始めました。
それぞれの収入
清掃のアルバイトの日当は2000円、週一回の休みで一ヶ月6万円弱の収入。
コーヒー副業は2024年前半時点では一ヶ月6万円から7万円ほどの売り上げはありましたが、利益率が約25%なので利益は平均16250円。
そこから焙煎機のローンが一ヶ月15000円ほどなので利益はほぼ無くなります。
現在コーヒー副業の売上は10万円前後ですが、それでも利益25000円程で、ローンを差し引くと1万円しか残りません。
貯金のほとんどが清掃アルバイト
このままのペースで貯金が増えると退職直前で150万円貯まる予定。
清掃アルバイトを始めた時点での貯金は30万円ほどだったので1年9ヶ月で120万円ほど貯金できました。
1年9ヶ月でコーヒー副業の利益が単純計算で約33万円ですが、上記のように焙煎機のローンで約31万円払っているので手残りはほぼありません。
なので現金120万円丸々清掃アルバイト分です。
多少の副業利益では貯金できない

コーヒー副業の売上が10万円を超えた時はやるやん自分、と少し調子にのっていましたが、計算してみると大した利益ではありませんでした。

一ヶ月の所得が2万円増えるので会社の昇給を待つよりは家計に与える影響は大きいですが、開業の為の貯金には微々たる金額です。
アルバイトと同じ手取りを得ようとすると一ヶ月の売り上げが30万円弱必要になるのでコーヒーを売って稼ぐには大変な金額。
副業だけでまともに貯金できるほどの売り上げがあるならすでに独立起業も視野に入れていいレベルです。
起業独立を目指しているなら一度は副業するべき
それなら副業なんてせずに空いている時間をすべてアルバイトに使ったほうが効率的に貯金できるじゃないかという意見もあると思いますが、確かに貯金は早く貯まるでしょう。
しかし近い将来にやろうとしている事業に関係する副業をしておくことで今より具体的に企業までの道が見えやすくなります。
上手くいけば進めばいいし、上手くいかなければ将来を考え直す機会になります。
副業で年間所得が20万円を超えると確定申告をしなければならないので、申告する数字としては小さいですが開業届を税務署に提出して青色申告の練習をしてもいいでしょう。
とはいえ開業届を提出してしまうと仕事を辞めたあとの失業保険の給付対象から外れてしまうので提出する前に一度考えてください。
会社を退職する直前で廃業届を提出しても給付されるか分かりませんし、廃業届を提出したあとに副業の活動を続けていた場合は最悪給付金全額返金、さらに追加で罰金を科される場合もあるので嘘はつかないでください。
貯金の一番の天敵は浪費癖

アルバイトでも副業でもとりあえず一ヶ月に使う分よりお金を稼げれば貯金は可能。
しかし、お金を稼いでも稼いでも欲望のままにあるだけ使ってしまう人が一定数存在していますし、僕自身がそうでした。
自分では全部使おうなんてまったく思っていないのですが、給料日前になるとお金ほとんど残っていない。これを浪費癖や浪費家と言います。
この悪癖がある限り、少し稼いだだけでは貯金なんて到底無理です。
しかし浪費癖だった僕でも今は貯金できるようになっているのでどうすれば貯金できるようになるのか実体験をもとに解説していきます。
最初の10万円を貯めるまでが壁
貯金ができないのは貯金が無いからです。
貯金ができない人でも10万円貯めてしまうと貯金を減らしたくなくなるので生活が変わり、自分でもできるんだという自信も湧いてきます。
高給取りでもなければ一ヶ月で10万円貯めるのは難しく、支出をコントロールできる独身でも二ヶ月は必要でしょう。
この10万円貯まるまでの数か月は非常に苦しくストレスも溜まるでしょうが乗り切ってしまえば貯金体質になれるので頑張ってください。
ギャンブルのやめる方法

いきなり何を書き始めるのかと思ったかもしれませんが、ギャンブルでお金を使ってしまい、まったく貯金できない人は確実に存在します。
僕も高校を卒業してから14,5年はパチンコとパチスロをしていて、やめられたのは結婚する1年前でした。
その間に何度もやめようと思いながらダラダラと続けてしまい、無駄にお金を失ってしまいました。
お金を失う代わりに経験が手に入ればいいのですがギャンブルはそうはいかず、役に立つ経験どころかお金と時間を浪費するだけです。娯楽として割り切ってるならギャンブルをしても問題ありませんが、貯金をしたい気持ちがあるなら時間をかけてでもやめましょう。
ギャンブルをやめるために必要なこと

- ギャンブルに飽きていること
- 情報をいれないこと
- 現金を持たないこと
ギャンブルをしない人には理解できないと思いますが、ギャンブルを面白いと思わなくなっても暇があったらしてしまいます。
ヒマがあればスマホを触る、ゲームをする、マンガを読む。
皆さんも暇があればすることがあると思いますが、ギャンブルをやめられない人はギャンブルをしてしまいます。暇を潰すのにお金を必要としてしまうんです。
そんなギャンブルをやめるために必要なことがあります。
ギャンブルに飽きていること
ギャンブルを始めた頃に比べれば勝とうが負けようがそこまで心が揺さぶられることも無く、始める前にめちゃくちゃテンションが上がる訳でもないのになんとなくギャンブルしてしまう。そんな状態が飽き。
ギャンブルする前にワクワクしてしまうなら残念ながらやめられないので楽しんでください。
情報を遮断する
お金を使わないようにYouTubeで動画を見たり、競輪競馬競艇ならレース場に行ったりしないでください。情報を遮断するのは思っている以上に効果が大きいです。
現金とキャッシュカードを持たない
現金を持っているから使ってしまうのです。
現金を持っていなくてもコンビニにATMがあるのでキャッシュカードがあれば現金が手に入ってしまいます。
これを防ぐためにキャッシュレスの生活にしましょう。それでもわざわざ現金を引き出してギャンブルしてしまうなら依存か中毒なので病院に相談してください。
根性ではなく仕組みで貯金する

ここまでギャンブルという例外を書きましたがここから王道の貯金の仕方を書いていきます。
貯金に慣れていない人は我慢して貯金しようとしますが、ダイエットと同じで欲を我慢して達成しようとするとリバウンドします。
そうならないために我慢するのではなく決まったことをしていれば勝手に貯金できる仕組みとメンタルを作り上げていくことが大切です。
お金の流れを知る
貯金ができない人の特徴は収入と支出が分かっていません。なのでまずは家計簿をつけてお金の流れを知るところから始めましょう。
めんどくさい、家計簿をつけても収入が足りないから意味が無いという意見があるのも分かっています。
それでも後々収入が支出を超えるようになったあとでも今月は使い過ぎたな、予定通りだったと確認できるようになりますし、それを繰り返すことで少しずつ貯金体質になっていくのでまずは家計簿をつけてみて下さい。
現代は家計簿アプリを使う

昔はノートに一件ずつ支出を書いていた家計簿ですが、今はスマホの家計簿アプリを使いましょう。作業がグッと楽になります。
使うアプリはマネーフォワードMEという紹介するまでもなく有名な家計簿アプリです。
銀行口座やクレジットカードを登録しておけば勝手に収入と支出を登録してくれます。
口座やクレジットカードは5件までなら無料で登録できるので特別な事情がなければ無料の範囲内で使えるでしょう。
キャッシュレス生活にする

家計簿アプリはクレジットカードや電子マネーなど、現金支払い以外を基本にしないと真価を発揮できません。
キャッシュレスはどれだけ使ったか分からないから怖いという声は多いですが、そのための家計簿アプリですし、支出を意識してコントロールするようになるのも貯金には大切です。
現金が財布に入っていれば使えると思うのも問題です。
極論怖いなら使わなくて済むような生活にしてください。無駄な支出も減るかもしれません。
キャッシュレスはポイントが付与される
キャッシュレスの多くは支払いの1%はポイント等でキャッシュバックされます。
ポイントのために不要な物を買うのは無駄だと思うかもしれませんが、必要な物だけ買っても一ヶ月で2000円前後のポイントが付与されます。
2000円のためにそんなことしたくない。
その意見も分かります。でも何もしなくても毎月2000円もらえるなら欲しいですよね?
貯金を始めたばかりの人は小さい金額でもコツコツ拾っていきましょう。
資産100億円の人の2000円と資産0円の人の2000円は資産に対しての割合が違います。資産100億円の人に2000円は価値が少なく、それこそ2000円のために時間は使いたくないのです。
資産100億円に対して2000円の資産増加割合は0.0000002%
対して資産0円なら2000%の増加。
資産が100万円あるなら2000円は0.2%なので多くの時間を使ってまで拾いに行くものではないですが、勝手に増えるなら仕組みを作っておいても損はないでしょう。
経済圏で生活する

上記のようにキャッシュレスでの生活をオススメしましたが、ついでに経済圏にも入ってしまいましょう。
- 楽天経済圏
- PayPay経済圏
- au経済圏
- docomo経済圏
経済圏とは特定の企業グループが展開するECサイト、通信、金融、決済サービスなどの多様なサービス群を指し、これらのサービスを共通のポイント(例:PayPayポイント、楽天ポイント)で連携させることで、ユーザーの経済活動を自社グループ内に囲い込み、同時にユーザーにはポイント還元などのメリットを提供する仕組みのこと。
とりあえず自分が使っている携帯電話のキャリアでどの経済圏に入るか決めれば大丈夫なので使う経済圏のクレジットカードを作ってください。
携帯電話のキャリアを変える
- docomo
- au
- softbunk
- 楽天モバイル
上記が主な携帯電話のキャリアですが、楽天モバイル以外は各々サポートが薄い代わりに料金が安いキャリアを運営しています。
- docomo → ahamo
- au → UQmobile
- softbunk→ Y!mobile
あまりスマホを使わない、実店舗に行かない、トラブルが起きても自分で何とかできる人は今すぐキャリアを乗り換えてください。最低でも月5000円は料金が安くなります。
楽天モバイルのすごさ

僕は上記の3社ではなく楽天モバイルを使っています。
理由はどれだけ通信しても最大で3300円しか料金が発生しないからです。
上記の3社は通信量に上限があり、超えてしまうとまともに通信できないほど速度が遅くなりますが、楽天モバイルはその制限がないので、ゲームやYouTubeのヘビーユーザーからすると非常にありがたい仕様になっているので改悪されないように願うばかりです。
キャッシュレスとネットバンキングを使ってATMを使わないようにする

最近は地銀でも口座を作る時に通帳を発行せずにネットバンキングだけになることも増えてきて良い傾向です。
ネットバンクと上記で説明したキャッシュレスと合わせることでATMを使わなくても生活できるようになります。
意地でも無駄な出費をしない覚悟
ATMを使わなければ手数料を払わなくて済みますが、いくらなんでも細かすぎるしそんな小さな金額を気を付けた所で貯金が増えるわけでもないだろうと思いますよね?
その通りで、余程無駄にATMを使わない限り貯金に与える影響なんてしれています。
しかし大切なのは手数料ではなくて、少し行動して変化するだけで無駄な出費をしなくても済むようになることが分かるようになることです。
固定費も変動費も無駄だと思うなら無くすなり、携帯キャリアのように安くなるような商品やサービスがないか探してみましょう。
繰り返しにはなりますが貯金に必要なのは仕組みとメンタルです。
最後は収入を増やすしかない
無駄な出費を削っても貯金できないなら収入を増やすしかありませんが、結局収入を増やすことが簡単に貯金する方法だったりします。
様々な事情で固定費が嵩んでしまう家庭もあると思いますが、それならいっそ時給アルバイトをしたり自分で事業を作って収入を増やしにいったほうが精神的にも安定するのでしんどいですが最初の一歩を踏み出してみてください。
