間借りカフェやコーヒー豆のネット販売をしようと思ったはいいけど、なにか手続きはいるのか?
コーヒーを売る前に勉強したいから資格を取得しようと思っている。
コーヒーを売っているけど、売れないから資格を取得して凄いコーヒー屋に見せたい。
この疑問にお答えします。
知識をつけておけば不安を感じる必要もないし無駄なお金を払う必要もありません。
ということで解説していきます。
コーヒーの副業に必要な資格は食品衛生責任者のみ
食品衛生協会が食品衛生責任者という資格を発行しているので取得しましょう。
保健所に営業届を出す際に必要です。
必要な資格はこれだけです。
食品衛生責任者を取得するには
自分の住んでいる都道府県+食品衛生責任者で検索してください。
授業を受講して終わりに簡単なテストを受けて合格すれば取得できます。
昔は日時と場所が決まっていて、学校のように朝から夕方までみっちり授業がありました。
今はeラーニングというオンライン授業で完結出来るようになったので、受講するハードルがさがっています。
営業届はインターネットで提出するのがオススメ
営業届は販売の本拠地を置く地域の保健所に直接提出するかインターネットでの提出になります。
記入事項に間違いがなければそのまま受理されて後日受理しましたというメールが届きます。
直接提出する場合なんらかの指摘がある場合もあるので、その手間がかからないのもオススメする理由です。
副業するためにコーヒーの資格は必要ない
趣味や見識を広げるために受講するのは自由ですが、副業で稼ぐために資格を取得する必要はありません。
どの資格も受講するのに数万円の費用がかかります。
しかし数万円払って資格を取得したところであなたのコーヒーやコーヒー豆が売れるわけではありません。
それなら資格取得に使う費用を焙煎機の購入などに使うほうが生産的です。
コーヒーの資格を持っていても売れない理由
お客さんは資格に興味がない事が理由です。
あなたはコーヒーの資格を持っている人からしかコーヒー豆を買ったり、淹れてもらわないんでしょうか?
そんなことはないでしょう。
資格を持っているから優れているわけではないと知っているからです。
資格として難しく有名な弁護士や税理士の資格を持っているから仕事をしっかりしてくれる訳ではありませんよね?
人によってピンキリです。
さらにコーヒーの資格は民間資格なのでご当地検定と同列です。
「へーそんな資格あるんだ」
どれだけ時間をかけて資格を取得してもお客さんの反応はこんなものです。
コーヒーを勉強するところはいろいろある
高額な費用を払って教材を買わなくてもコーヒーについて勉強できます。
- インターネット
- YouTube
- 書籍
インターネットやYouTubeは間違った情報もあるので鵜呑みにしてはいけませんが、コーヒー界の重鎮が監修した書籍は信用問題もあるので適当なことは書けません。
なので基礎的なことは
- 田口 護(カフェ バッハ)
- 丸山健太郎(丸山珈琲)
- 堀口俊英(堀口珈琲)
この三人が書いたコーヒーの入門書を読んだ方がいいでしょう。
コーヒーは曖昧
紹介した人達の書籍は書き方は違っても、ほぼ同じ内容が書いてあります。
しかしコーヒーを入れるオススメの温度や挽き目、使うコーヒー道具などはそれぞれ違うことが書いていますが、それは絶対の正解がないからです。
それぞれ試しながら自分のやりかたを作り上げていくことが正解となります。
資格を取得するなら
インターネット、YouTube、書籍で勉強してもまだコーヒーの知識がほしいという人は資格取得を検討してもいいでしょう。
しかしさっきも書きましたが、資格取得は勉強のためで稼ぐために必要ではないことは承知しておいてください。
自分の商品を売るためには順番がある
コーヒーの資格を取得してもあなたの商品が売れるわけではないことを書いてきました。
ではどうすれば売れるようになるんでしょうか?
- お客さんが欲しい物を売る
- お客さんに知ってもらう
- お客さんに興味をもってもらう
お客さんが欲しいものを売る
一般的に価値のあるものでもひとりのお客さんにとっていらないものは無価値です。
例えば新品のポルシェが100万円でも、車の免許を持っていない人にとって価値を感じられません。
この人にはポルシェより現金100万円の方が価値があります。
逆にこの人が価値を感じるものは珍しいけど、世間では誰も欲しがらない物だったりします。
このように人それぞれ価値観が違うので、自分の商品を欲しがる人はどんな人なのか考えてみてください。
お客さんに知ってもらう
どんな人が欲しがるのか考えがまとまったらそのお客さんにどうやって商品を知ってもらうか考えましょう。
10代ならインスタグラム、20代ならインスタグラムとX、50代以上なら地域情報誌も選択肢に入ってきます。
商品を買って欲しいお客さんを思い浮かべて、普段どういう経路で情報を集めているのか考えてみましょう。
お客さんに興味をもってもらう
知ってもらっても食べてみたい、使ってみたいと思ってもらうところまでいかないと買ってもらえません。
- 美味しそう(見た目が)
- サービスがよさそう(写真などの雰囲気から)
- 役にたちそう(機能が)
という風に「〜そう」という未来に期待してもらえるような要素でお客さんに興味をもってもらいます。
精神論は必要ない
勘違いしている人もいるかと思いますが、頑張ったから稼げるわけではありません。
頑張り自体を評価してもらえるのは学生までです。
24時間寝ずに作業してもお客さんに価値を感じてもらえなかったら無報酬です。
逆にどれだけ手を抜いても価値を提供できるなら楽をして稼げます。
なのでがむしゃらに頑張るのではなく理屈と論理という武器をもって頑張りましょう。