コーヒー豆の焙煎をしている人なら一度は考えたことがあると思います。
コーヒー豆のネット販売。
自分が焙煎したコーヒー豆は美味しいから簡単に売れるはず。
そう思ってウキウキでパッケージを選んだりして出品したけどまったく売れなかった。
こんな経験した人がほとんどでしょう。
それもそのはずで、ネットで自分の商品を売るにはコツがあります。
ですがそのコツを知らない人がほとんどです。
言われてみればそりゃそうだと思うことも、自分でやってると気がつきません。
なので今回は売れない理由に付いて書いていきます。

あなたのコーヒー豆を買う理由が無い
コーヒーに詳しくなくて、ただコーヒーが好きという人ならスーパーでコーヒー豆を買うでしょうし、
コーヒーに詳しい人なら有名店や自分で探した店からコーヒー豆を買うでしょう。
どちらの層のお客様に対してもあなたのコーヒー豆を買う理由がありません。
ライバルが多い
コーヒー豆の焙煎は職人技で難しいと思われがちですか、100点の焙煎をしなくてもじゅうぶん美味しいコーヒー豆を作ることができます。
なので意外と参入障壁が低く、あなたと同じ境遇のライバルも多いので余計にあなたのコーヒー豆が埋もれやすくなっています。
あなたに信用が無いから売れない
あなたの焙煎したコーヒー豆がどれだけ美味しくても、飲んでみないとわかりません。
さらにコーヒー豆は見た目も同じです。
有名なコーヒー屋の豆もネットで買えるのに
- 美味しいか分からない
- 得体のしれない人が作って売っている
そんなコーヒー豆をあなたならわざわざ買おうと思いますか?
ネットショップにかぎらず現代の商売は思っている以上に信用が大切です。
自分が普段使っているネットショップと何が違うか比べてみましょう。
コーヒー豆自体に価値を感じる人は少ない
あなたの信用が無ければ売れないということはコーヒー豆自体に価値を感じる人が少ないということになります。
例えば掃除をするために掃除機を買います。
その時に掃除機の機能や価格を比べると思いますが、どこのメーカーが製造したかを重要視する人は少ないと思います。
商品自体に唯一無二の価値があれば誰が販売しているかは関係ありません。
しかしコーヒー豆はやろうと思えば誰にでも焙煎して作れてしまうので唯一無二とはいえず商品価値が薄いのです。
そしてコーヒー豆の味やフレーバーがいかに素晴らしいか説明したところでそこに価値を感じるお客様にしか売れないし、そこに価値を感じるお客様が少ないのです。
評価やレビューが少ない

信頼性の無さを補ってくれるのが、評価やレビューの数です。
自分がお客様の側に立つと分かりますが、同じ商品を売っているショップでも評価が
- 数件しか付いていないショップ
- 500件付いているショップ
どちらで買うかと聞かれたら500件の評価が付いてあるショップだと思います。
楽天やアマゾンでレビューを書いてくれたら粗品をプレゼントしてくるストアはレビューの重要性を分かっているので少しでもレビューを書いてもらう確率を上げているわけです。
レビューを書いてもらえる裏技は無い
これをすれば確実にお客様にレビューを書いてもらえるといったテクニックはありません。
レビューを書くのはめんどくさいですから。
上記の粗品をプレゼント以外にレビューを書いてもらえるコツをあえて挙げるならお客様の感情が動かした時です。
お客様がサービスや商品の品質に感動した時か、逆に期待外れでガッカリした時にレビューされやすいでしょう。
僕が売っているコーヒー豆が初めて売れた時、あまりに嬉しかったので手書きで少し長めのメッセージカードを同封したらレビューを書いてもらえました。
ショップや商品の情報はもれなく書いておく
お客様は時間とお金をという大切な物を使っているので絶対に失敗したくありません。
しかし現実はネットで買い物をすることが多いお客様ほど失敗の数が多いです。
そういったお客様ほど、情報の少ないショップを敬遠してしまいます。
なのでショップの情報や商品の情報はもれなく書いておきましょう。
ネット販売で信用してもらうのは難しい
現実世界だと顔を合わせて少し喋ると相手の表情や声のトーン、話し方で大体どんな人か分かりますがインターネットの世界だとそうはいきません。
こういった情報がまったく無いからです。
なので販売者の人柄が分かるSNSの運用が大切になってくるのです。
競合が多いと見つけてもらえない

自分だけのネットショップを持っているなら関係ありませんが、フリマアプリで出品している場合は競合がたくさんいます。
フリマアプリでコーヒー豆を探すお客様はこれが欲しいと決めてから来るわけではなく、なにか美味しそうなコーヒー豆は無いかなと探しにきます。
現実と同じで商品棚に同じような商品が並んでいる場合、目立っていないと手に取ってすらもらえません。
宣伝や集客をしていない

今の時代に自分の商品をネットショップに置いているだけだと、よほど魅力的な商品でないと売れません。
コーヒー豆を売ろうと思うなら、なおさら集客を頑張らないといけません。

あなたのコーヒー豆が売っていることを知らない
大企業でもテレビCMをバンバン流しています。
なぜCMを流すのでしょうか?
お客さんに自分の商品を知ってもらうためです。
あなたのコーヒー豆も同じで美味しくないから売れない訳ではありません。
売られていることを知られていないだけです。
日本に住んでいれば誰でも知っている会社ですらどうしたら知ってもらえるのかを考えています。
それほど商品を知ってもらうことは売るために大切なんです。
2022年のワンピースの映画がわかりやすい
2022年に上映された「ONE PIECE FILM RED」のことを覚えているでしょうか?
上映1ヶ月前から一日に何度もCMを流し、フジテレビの番組では番宣の嵐でした。
おかげでワンピースの歴代映画では興行収入1位で2022年の映画の興行収入でも1位でした。
何回も宣伝する
映画もそうですが、何回も同じことを言われたり見たりすると試してみたくなります。
商品やサービスも同じでその時は必要なくてもいつか必要になる時もあります。
その時に思い出してもらえるように可能なかぎり宣伝は続けておきましょう。
BASEやSTORESは集客しないとお客様が来ない

フリマサイトではなく、BASEやSTORESで作ったショップには自分で集客しないと絶対にお客様は来ません。
そういう仕組みになっています。
しかしBASEやSTORESで売れるようになると高価格の豆が売れる頻度も増えます。
なのでネット販売をする場合は最終的にBASEやSTORESで売れるように集客をがんばってみましょう。
コーヒー豆は差別化できないから売れない

コーヒー豆を売るのに厄介なのはコーヒー豆は見た目がほとんど同じだということです。
服やアクセサリーは見た目で判断できるのでショップの商品画像が重要なのですが、コーヒー豆はパッケージと背景しか工夫できません。
見た目が同じというのはコーヒー豆を売ることをすごく難しくしている要因です。
コーヒーに詳しいお客様は少ない
自分でコーヒー豆を焙煎しているのであなたはコーヒー豆について詳しいと思いますが、お客様はそうではありません。
僕は間借りカフェをしているのでお客様の好みを聞くことが多いのですが、コーヒーはよく分からないというお客様が圧倒的に多いです。
なので商品説明欄に
- 産地
- フレーバー
- 焙煎度
などを書いても魅力が伝わらないので買ってもらえません。
客層と商品価格が合っていない

コーヒーは身近な飲み物です。
スーパーで安く売っている豆もあれば、コーヒー専門店で数千円する豆もあります。
日頃から安く売っているコーヒー豆を飲んでいる人はただコーヒーを飲みたいだけなので味より価格を重視します。
分かりやすく例えると、100円の回転寿司で満足している人は一貫1000円の寿司屋には行きません。
フリマアプリにいるお客様は安く買いたい
フリマアプリには新品の商品も売っていますが、中古を安く買うというイメージが強いです。
なのでフリマアプリでコーヒー豆を探しているお客さんは安くて美味しいコーヒー豆は無いかと期待して探していることが多いです。
そんなお客さんに100gが1000円を超えているスペシャルティコーヒーを売っても買ってくれません。
【まとめ】コーヒー豆が売れない理由はいろいろある
- 信用がない
- 競合が多くて見つけてもらえない
- 集客をしていない
- 差別化できていない
- 客層と商品価格があっていない
あなたのコーヒー豆が売れない理由はいろいろありますが、解決する方法はどこでお客さんが離脱しているか見極める事です。
ネットショップに流入すらないのか、商品をクリックしているけど買わないのか。
自分がコーヒー豆を買う側になってひとつずつ問題を解消してください。
それでも知名度が無い状態では売るのは難しいので、問題を解消しつつあなたのコーヒー豆が有名になるように発信していきましょう。