経営

売れない個人飲食店は「これ」を考えていない【言われたら当たり前のこと】

夢を追って自分の店を持ったはいいけど、思っていたより全然売れなくて来月の支払いに困ってる人は多いでしょう。

売上をあげるには店の立地や商品開発のことを考える前にさらに考えることがあります。

言われたら当たり前なんですが、当たり前すぎて考えてない人が多いです。

なのでそのことについて説明していきます。

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需要があるか考えていない

あなたの商品を欲しがっている人がどれだけいると思いますか?

まずはここから考えないといけません。

どれだけ素晴らしい商品を作っても欲しがる人がいなければなにをしても売れません。

アレルゲン物質の材料を使っていないお菓子

僕は地方都市に住んでいますが、最近ちらほら小麦を使っていないお菓子を見かけます。

アレルギーに悩んでいる人はいるので間違いなくこのお菓子に需要はありますが、事業として問題もあります。

少数派をターゲットにしないといけなくなる

一度そば粉で作ったシフォンケーキを食べたことがありますが、小麦を使っていないわりには美味しかったんですが、お菓子としてはやはり小麦を使ったほうが美味しいです。

僕はさまざまなスーパーのフードコートやファミレスで20年働いてきましたが、アレルギーを持っていて食事に困ってる人の割合は間違いなくアレルギーを持っていない人より少数派です。

利益を出すにはできるかぎり商品を売らなければいけないのに売る対象が少ないのはどうしようもありません。

高価格で販売しないといけなくなる

お菓子の価格が300円なら一日100個買ってもらえれば売上3万円ですが、需要が少なくて10個しか買ってもらえなければ売上3千円です。

さらにここに原料費もかかってくるので利益は少なくなります。

家や車は原価も高いからですが、何台も何棟も売れる商品ではないのであれだけ高額なんです。

やりがちなこと

多くの人に買ってもらって喜んでもらいたいから低価格で販売する人はたくさんいますが需要が少なければなりたちません。

事業は維持してなんぼです。

需要が少なくても事業を維持できれば喜んだり助かったり人は確実にいます。

だれかのためになりたいと思って事業を立ち上げたのならその人たちのためにも事業を維持できる構造にしましょう。

ただし価格をあげて売れなければ商品にそこまでの価値がないということなので、その時は撤退してまた機会を待ってください。

この場合どうすればいいのか

まずは普通のお菓子を売って、リピーターが付いて売上が安定してからアレルゲン物質を使っていないお菓子を売ればいいんです。

そうすれば普通のお菓子を買っていく人でも贈答用に買っていくことが想像できます。

知ってもらうことを考えていない

店をだして看板をかかげれば勝手にお客さんが来てくれると思っていませんか?

しかし近所の人以外はあなたの店がオープンしたことを知りません。

どれだけこだわった内装や外装にしても知ってもらわないと意味がないんです。

なのでお客さんに認知してもらうことが売るための最初の仕事です。

SNSの宣伝しか頭にない

売るためには宣伝が必要です。

宣伝と聞いてXやInstagramを思いついた人や、すでに使っている人もいるでしょう。無料ですから。

しかし宣伝はそれだけではなくて地域情報誌やポスティングなどもあります。

時代遅れと思うかもしれませんが、50代60代の年齢層のお客さんに来てほしいなら情報誌やポスティングの方が効果があると思いませんか?

20代から40代の女性ならInstagramが鉄板ですが、男性ならどうでしょうか?

僕は30代男性ですがInstagramは使わずに、グーグル検索をよく使います。

自分の足で営業する

飛び込み営業をするのではなく、近所を歩いて住民にあいさつしたり、ほかの飲食店で食事をします。

顔の見えないインターネットの世界より、顔を見てしゃべるほうが圧倒的に信用してもらいやすく、宣伝として強いです。

SNSや広告を出しても上手くいかないならまずは自分の足を使いましょう。

その際にいきなり営業色を出しすぎないことを注意してください。

仲良くもない人にいきなり店に来てください。と言っても人間性を疑われるだけで、いくら信用してもらいやすいといっても限度があります。

なので世間話ができるぐらい仲良くなってからあそこで店やってるんですぐらいの軽いアピールで十分です。

お客さんはどう動くかを想像する。

これまでに説明したことはこれならうまくいくだろうという自分勝手な思い込みについてです。

お客さんは自分のおもいどおりに動いてくれません。

商売をする時に大切なことはイメージです。

お客さんはなにを求めて自分の店に来てくれるのか?

あなたが来てほしいお客さんが欲しいものを置いてここにありますよとお客さんが見ていそうな媒体で知らせてあげる。

あなたが売りたいものではなくお客さんが欲しいものを扱う。

それが決まってからでも商売を始めるのは遅くありません。

シンプルですが最初はここからスタートしましょう。